Claude Code を社内の開発に入れる最初の 1 週間

Claude Code を社内の開発に入れるときの最初の 1 週間を、導入、CLAUDE.md の用意、権限の設定、小さな仕事での試し、チームの決まりづくりの 5 日に分けて、公式の文書をもとに説明する記事です。

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7枚の無地タイルを並べた週間レールのある開発机で、青いAIコーディングモジュールが端末に接続され、隣に権限用の盾形スイッチが置かれている等角投影図。

Claude Code は、Anthropic が作った開発の道具で、コードを読み、ファイルを書き換え、コマンドを実行します。2025 年 5 月 22 日に一般提供が始まりました。いきなり全員で使い始めるより、最初の 1 週間で「どこまで任せるか」を決めておくと、後の手戻りが減ります。

1 日目: 一人が一つのリポジトリで動かす

最初は、試す人を一人決め、本番に影響しない一つのリポジトリで始めます。

  • 2026 年 10 月時点の料金のページでは、Claude Code は Pro・Max・Team などの有料のプランに含まれ、無料のプランには含まれていません。
  • 導入は、公式の文書の手順どおりに、端末でインストールの命令を一つ実行します。命令は使っている機械の種類ごとに文書に載っています。
  • 端末のほか、開発の道具の拡張、デスクトップのアプリ、ブラウザでも使えます。

2 日目: CLAUDE.md を用意する

CLAUDE.md は、Claude Code が会話の初めに読む、プロジェクトの説明書です。リポジトリの根の CLAUDE.md(または .claude/CLAUDE.md)に置くと、リポジトリを使う全員で共有できます。

/init を実行すると、Claude Code がコードを読んで、ビルドと試験の命令や決まりごとを書いた CLAUDE.md の初稿を作ります。初稿をそのまま使わず、次を人が書き足します。

  • 試験とビルドの命令
  • 触ってはいけないディレクトリやファイル
  • コミットの書き方などのチームの決まり

文書には、CLAUDE.md は「守らせる設定」ではなく「読む文脈」だと書かれています。必ず止めたい操作は、次の権限の設定で止めます。

3 日目: 権限を決める

Claude Code には権限のモードがあります。文書によると、v2.1.283 以降は、端末などで新しく始めた会話が auto で始まります。auto では、ふだんの操作に許可を求めず、別のモデルが操作を確かめます。

最初の週は、設定のファイルの permissions.defaultMode を、次のどちらかにして始めるのが安全です。

  • default(画面では Manual): 道具を初めて使うときに許可を求める
  • plan: ファイルを読んで調べるだけで、ソースを書き換えない

リポジトリの .claude/settings.json に書けば、チームの全員が同じモードで始まります。

{
  "permissions": {
    "defaultMode": "plan"
  }
}

許可と禁止の規則は settings.json に書き、リポジトリに入れればチームで共有できます。規則は「禁止 → 確認 → 許可」の順に見られ、最初に当たったものが使われます。/permissions で、今の規則と、それがどの設定のファイルから来たかを確かめられます。

会社の全員に同じ規則を守らせたいときは、管理用の設定(managed settings)を使います。Team と Enterprise のプランでは、組織の Owner が claude.ai の管理画面の「Organization settings」→「Claude Code」→「Managed settings」に設定を JSON で書くと、社員の Claude Code が起動のときと、使っている間は 1 時間ごとに取りに来ます。管理用の設定は社員の手元の設定より強く、社員が自分の設定で上書きすることはできません。今は組織の全員に同じ設定が届き、グループごとに分けることはできません。端末を MDM などで管理している会社は、端末に置く管理用の設定のファイルで配ることもできます。

4 日目: 小さな仕事で試す

試験のある小さな仕事を一つ選び、plan で手順を出させてから、人が読んで進めさせます。次は想定の例です。

  • 既存の関数に試験を足す
  • エラーの文言をそろえる
  • 古い依存の書き方を新しい書き方に直す

変更は必ず人が読み、試験が通ることを確かめてからマージします。

5 日目: チームの決まりにする

1 週間の記録をもとに、次を決めて CLAUDE.md と settings.json に反映します。

  • 任せてよい仕事と、人がやる仕事
  • 許可する命令と、禁止する命令
  • 変更を誰が読むか

決まりができたら、試す人を 2〜3 人に広げ、2 週間後にもう一度見直します。

コマスキでは、Claude Code の導入研修と開発の環境づくりとして、この 1 週間の進め方を一緒に回すところから引き受けています。

出典

  1. Claude Code の文書「Overview」(2026年10月21日に確認)
  2. Claude Code の文書「How Claude remembers your project」(2026年10月21日に確認)
  3. Claude Code の文書「Configure permissions」(2026年10月21日に確認)
  4. Claude Code の文書「Permission modes」(Which mode a session starts in)(2026年10月21日に確認)
  5. Claude Code の文書「Configure server-managed settings」(2026年10月23日に確認)
  6. Claude Code の文書「Settings files and precedence」(2026年10月23日に確認)
  7. Claude の料金のページ(2026年10月21日に確認)
  8. Anthropic「Introducing Claude 4」(2026年10月21日に確認)

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Claude は Anthropic, PBC の商標です。Claude Code は Anthropic, PBC の商標です。この記事は合同会社コマスキが独自に書いたもので、製品元が提供・監修するものではありません。