社内の案内文や提案書の下書きを Claude に頼むたびに、会社の決まりや過去の資料を説明し直すのは手間です。Claude の「プロジェクト」を使うと、資料と指示を一度入れておくだけで、そのプロジェクトの中のすべての会話がそれを前提に答えます。
プロジェクトでできること
Claude のヘルプによると、プロジェクトは会話の履歴と資料の置き場(プロジェクトの知識)をまとめた、独立した作業の場です。
- 資料・文章・コードなどのファイルを、プロジェクトの知識として入れられます。プロジェクトの中の会話は、それを前提に答えます。
- プロジェクトごとに指示(プロジェクトの指示)を書けます。たとえば「ですます調で、社外向けの丁寧な言い回しにする」と書いておけば、毎回頼む必要がありません。
- 有料のプラン(Pro・Max・Team・Enterprise)では、資料が多くなると検索して読む仕組み(RAG)に自動で切り替わり、入れられる量が最大で 10 倍に広がります。
プロジェクトは無料のプランでも使えます。2026 年 10 月時点の料金のページの比べる表では、無料のプランは「最大5」、Pro 以上の有料のプランは「はい」となっており、ヘルプにも無料のアカウントは 5 つまで作れると書かれています。
入れる資料の選び方
プロジェクトの知識には、下書きの「型」になる資料を入れます。次は想定の例です。
- 過去にうまくいった案内文や提案書を 2〜3 本
- 会社の言葉づかいの決まり(呼び方、使わない言葉)
- 商品やサービスの説明の正本
古い資料や、決まりと食い違う資料を入れると、答えも食い違います。入れる前に、今も正しい資料だけに絞ります。個人情報や取引先の秘密が入った資料は、入力してよい情報についての社内の決まりを確かめてから入れます。
指示の書き方
プロジェクトの指示には、毎回の頼み方に共通することを書きます。次は想定の例です。
- 誰に向けた文章か(社外のお客様、社内の全員など)
- 文体と長さ(ですます調、400 字まで、など)
- 必ず入れること(問い合わせ先、日付の書き方など)
- してはいけないこと(金額や約束を書かない、など)
指示を書いたら、同じ頼み方で 2〜3 回下書きを作らせ、毎回直している所があれば指示に足します。
チームで共有するときの注意
Team と Enterprise のプランでは、プロジェクトを社内の人と共有できます。共有の範囲は、招いた人だけ、特定の人、組織の全員から選べ、権限は「見るだけ(Can view)」と「編集できる(Can edit)」があります。管理者は組織での共有を止めることもできます。
共有するときは、資料と指示を直す人を決め、それ以外の人には「見るだけ」で渡すと、知らないうちに指示が変わることを防げます。
コマスキでは、Claude の業務での活用として、プロジェクトに入れる資料の整理と指示づくりから引き受けています。
出典
- Claude Help Center「What are projects?」(2026年10月21日に確認)
- Claude Help Center「How can I create and manage projects?」(2026年10月21日に確認)
- Claude の料金のページ(2026年10月21日に確認)
